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【韓国語教室が徹底分析】TOPIK(韓国語能力試験)とは?試験概要や特徴、申請方法、認定基準などをご紹介!

日本で受験できる韓国語検定の1つに「韓国語能力試験(TOPIK)」があります。TOPIKは韓国への留学や大学進学、就職などで語学力の評価基準として用いられます。

韓国語の実力を証明できる資格なので、留学や韓国に関わる仕事への就職を考えている方はもちろん、韓国語を学習している方は、TOPIKを受験してみてはいかがでしょうか。

こんな方にオススメな記事です!
  • 韓国語能力試験(TOPIK)はどのようなものか知りたい
  • 試験の概要を知りたい
  • 成績証明書の活かし方を知りたい

という方に役立つ内容となっております。少しでも興味がある方はぜひご覧ください。

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目次

韓国語能力試験(TOPIK)

韓国語能力試験とは、大韓民国の教育省が認定・実施する唯一の韓国語の検定試験です。そのため、世界で語学レベルを確認するために用いられているので、韓国でも日本でも通用する試験となります。

Test of proficiency in Koreaの頭文字を取って「TOPIK」と呼ばれています。TOPIKは韓国語の学習者に学習方法を提示し、韓国語の普及や試験結果を学習・留学・就職に活用することを目的として世界70カ国以上で実施されています。

日本で受験できるTOPIK以外の韓国語の検定試験に「ハングル検定」がありますが、ハングル検定は日本語を母語とする人に特化した検定試験です。一方、TOPIKは韓国語を母語としない人を対象にしています。

TOPIKの最上級である6級合格者は、全国通訳案内士試験の韓国語科目試験が免除になります。

試験日程

TOPIKは日本で年に3回、4月・7月・10月に実施されます。

TOPIKの受験申請期間は試験日よりかなり前なので、注意しておきましょう。

たとえば2022年4月10日(日)におこなわれた試験は、受験申請期間が2022年1月5日(水)〜1月21日(金)15時でした。さらに受付は先着順になったため、受験を希望している人は申請期間を調べて早めに申請しておくことをおすすめします。

2022年度からの変更点

2022年度より、受付は先着順、併願での受験は不可となりました。受験の検討中の方はご注意ください。

「TOPIK Ⅰ」と「TOPIK Ⅱ」の違い

試験はTOPIKⅠ(初級)とTOPIKⅡ(中級・上級)に分かれています。また、どちらもTOPIKで取得した等級の有効期限が2年間と定められています。

それでは、TOPIKⅠとTOPIKⅡの違いを詳しくご紹介します。

比較項目TOPIK ⅠTOPIK Ⅱ
レベル入門〜初級者向け中級〜上級者向け
級数1級・2級3級・4級・5級・6級
受験料4,500円(税込)6,000円(税込)
試験内容聞き取り・読解聞き取り・筆記・読解
出題形式4択中選択式(聞き取り・読解)4択中選択式(聞き取り・筆記)
記述式(読解)
試験配点聞き取り 100点
読解 100点
(200点満点)
聞き取り 100点
筆記 100点
読解 100点
(300点満点)
試験時間聞き取り 40分
読解 60分
聞き取り 60分
筆記 50分
読解 70分
公益財団法人韓国教育財団より引用

韓国語中上級レベルにあたるTOPIKⅡには、一番難しい領域とされるのが「作文(ライティング)問題」になります。「作文(ライティング)問題」は、とっくに諦めてるという方もいらっしゃいますが、作文(ライティング)だけでも100点を占めるため、無視はできません。

何も書かなければ0点ですが、何かしらを書けば部分点が獲れる場合もありますので、しっかり対策をしておくことをオススメします。

級数ごとの合格点と学習目安

比較項目1級
TOPIK Ⅰ
2級
TOPIK Ⅰ
3級
TOPIK Ⅱ
4級
TOPIK Ⅱ
5級
TOPIK Ⅱ
6級
TOPIK Ⅱ
合格ライン80点以上
(200点満点中)
140点以上
(200点満点中)
120点以上
(300点満点中)
150点以上
(300点満点中)
190点以上
(300点満点中)
230点以上
(300点満点中)
必要語彙&文法約800語程度約1500~2000語記載なし記載なし記載なし記載なし
全般的な認定基準・自己紹介、買い物、飲食店での注文など生活に必要な基礎的な言語(ハングル)を駆使でき、身近な話題の内容を理解、表現できる。
・約800語程度の基礎的な語彙と基本文法を理解でき、簡単な文章を作れる。
・簡単な生活文や実用文を理解し、構成できる。
・電話やお願い程度の日常生活に必要な言語(ハングル)や、郵便局、銀行などの公共機関での会話ができる。
・約1,500~2,000語程度の語彙を用いた文章を理解でき、使用できる。
・公式的な状況か非公式的な状況かの言語(ハングル)を区分し、使用できる。
日常生活を問題なく過ごせ、様々な公共施設の利用や社会的関係を維持するための言語(ハングル)使用が可能。文章語と口語の基本的な特性を区分し理解、使用が可能。・公共施設の利用や社会的関係の維持に必要な言語(ハングル )機能を遂行することができ、一般的な業務に必要な機能を実行できる。
・ニュースや新聞をある程度理解でき、一般業務に必要な言語(ハングル)が使用可能。
・よく使われる慣用句や代表的な韓国文化に対する理解をもとに社会・文化的な内容の文章を理解でき、使用できる。
・専門分野においての研究や業務に必要な言語(ハングル)をある程度理解と使用ができ、政治・経済・社会・文化などの全般に渡った身近なテーマについて理解し、使用できる。
・公式的、非公式的且つ口語、文語的な脈絡に関する言語(ハングル)を適切に区分し、使用できる。
・専門分野における研究や業務遂行に必要な言語(ハングル)機能を比較的正確に、流暢に使用でき、政治・経済・社会・文化などの全般的なテーマにおいて身近でないテーマに対しても不便なく使用できる。
・ネイティブ程度までではないが、自己表現を問題なく話すことができる。
公益財団法人韓国教育財団より引用

過去問をご紹介

具体的にどんな問題が出題されるのか気になりますよね。

TOPIK ⅠTOPIK の過去問を引用しておきましたので、自分がどのレベルにあたるか試してみましょう。

TOPIK Ⅰの過去問例(リスニング)
  1. (  )에 들어갈 가장 알맞은 것을 고르십시오.

가 : 안녕히 계세요.
나 : (    )

  1. 말씀하세요.
  2. 어서 오세요.
  3. 안녕히 가세요.
  4. 안녕히 계세요.
  • (  )에 들어갈 가장 알맞은 것을 고르십시오.

저는(    )에 갑니다. 공부를 합니다.

  1. 약국
  2. 학교
  3. 여행사
  4. 편의점

“公益財団法人韓国教育財団より引用”

TOPIK Ⅱの過去問例(読解)
  • (  )에 들어갈 가장 알맞은 것을 고르십시오.

동생은 점점 아버지를 (   ).

  1. 닮아 간다
  2. 닮기도 한다
  3. 닮았나 보다
  4. 닮은 적이 없다

“公益財団法人韓国教育財団より引用”

試験当日の持ち物

TOPIKの試験当日は、次の3つを忘れないように持って行きましょう。

試験当日に持参するもの
  • 受験票
  • 公的な写真付き身分証明書
  • 修正テープ

試験で使用するペンは当日配布されますが、マークシートを修正するときに使用する修正テープを必ず持参してください。修正テープは試験前に練習しておいた方がよいでしょう。マークシートを消しやすい幅か、テープの残りは十分にあるかチェックも必要です。

成績証明書

試験日から約3ヶ月後に成績証明書が郵送されますが、国立国際教育院のホームページで成績照会や印刷もできます。成績の有効期間は成績発表日から2年です。

資格の活用方法

TOPIKは、韓国系の会社に就職する時や留学などの時に、語学レベルの提示に活用されます。また、韓国社会でも外国人の韓国語レベルを評価するものとして扱われています。

公的に韓国語能力を示せるものなので、留学や韓国系の会社に就職を考えている人はTOPIKを受ける必要があるでしょう。韓国語の学習は目標があった方がモチベーションの維持ができるので、留学や就職を考えていなくても、自分の能力を確認するためにもTOPIKを受験するのも良いでしょう。

韓国留学には何級以上が必要?

韓国の大学へ留学を希望する場合、一般的にはTOPIK3級以上の成績が必要といわれています(大学によって異なります)。とはいえ、3級は最低ラインですし、もっと高いレベルを求める大学もありますので、できるだけ上級を目指しておいた方がよいでしょう。

また、TOPIKの結果発表は試験の1ヶ月以上後です。留学する場合は出願のタイミングより早くTOPIKの資格を取得しておく必要がありますので、早い時期からスケジュールを立ててTOPIKを受験する準備を進めておきましょう。

韓国語能力試験(TOPIK)の受験申請方法

TOPIKには個人受験と団体受験があります。ここでは、個人受験の申請方法をご紹介します。

申請方法はオンライン申請のみです。次の手順で申請してください。

STEP
利用者登録する

初めて受験する人は、韓国教育財団公式サイトの韓国語能力試験のページから利用者登録してください。氏名・国籍・生年月日・性別・住所・メールアドレスなどを登録します。2回目以降の方は、登録したメールアドレスとパスワードでログインしてください。

STEP
受験申請する

受験者情報・郵便物の受け取り先住所を確認して受験申請します。登録している住所に受験票や成績通知書などが送られてくるため、間違っていないか確認してください。

STEP
顔写真をアップロードする

顔写真をアップロードします。顔写真の条件は縦4cm×横3cmの証明写真またはパスポート用の胸上の写真で、ファイル形式はJPEG /PNG /GIF、ピクセルは640×480、データサイズは10MBまでです。使用不可な写真もありますので、しっかり確認して適切な写真をアップロードしましょう。顔写真を提出していなければ受験できませんので注意してください。

STEP
受験料を支払う

受験級・受験地を選択し、受験料を支払います。受験料はクレジット決済かコンビニ決済から選べます。コンビニ決済には支払い期限がありますので、納付期限を過ぎないように注意しましょう。支払い期限を過ぎると自動キャンセルとなりますので、マイログインページから再度支払い方法を選択してください。

韓国語能力試験(TOPIK)とハングル能力検定の違い

日本で受験できる韓国語の主な検定試験といえば、韓国語能力試験(TOPIK)とハングル検定がありますので、どちらを受けるか悩む人も多いと思われます。

TOPIKとハングル検定にはさまざまな違いがありますので、確認しておきましょう。

比較項目韓国語能力試験
(TOPIK)
ハングル能力検定
級数1級〜6級(最上級)5級〜1級(最上級)
出題言語韓国語韓国語
朝鮮語
試験内容選択式
記述式
選択式
記述式
2次面接(1級)
資格の有効期限2年なし
(永久に有効)

TOPIKは韓国政府が実施している検定試験なので、韓国留学を計画している人や、韓国での就職を希望している人に向いています。

一方、ハングル検定は日本語を母語とする人に特化した検定試験なので、日本での進学や就職で韓国語のスキルをアピールしたい人に向いています。

韓国語のスキルの証明となる韓国語能力試験(TOPIK)

韓国政府が実施しているため、日本国内だけでなく、韓国でも語学力の証明として通用します。

韓国留学を考えている人や、将来韓国に関わる仕事がしたい人には韓国語の能力をアピールするために必須といえる試験です。年に3回のチャンスを生かし、できるだけ高得点を取れるように学習を進めていきましょう。

オンライン韓国語教室のコリアンテナでは、TOPIK(韓国語能力試験)やハングル能力検定試験などの韓国語の資格習得にも役立つ講座や特典を無料で発信しております。

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