韓国語をある程度まで勉強してくると、「韓国に留学してみたいなぁ」と思うことがあるのではないでしょうか。
韓国語の実力を伸ばしたり、今まで勉強してきた韓国語を実践してみるという意味でも、留学にはメリットがたくさんあります。
しかし、いざ留学しようと思ったときに気にかかるのが、留学期間だと思います。
会社勤めをしていたり、長期間まとまった時間を作るのが難しかったりすると、長期留学にはなかなか行けません。
そこで、忙しい方でもできるオススメの留学方法が「短期留学」です。
という疑問をお持ちの方に、役立つ韓国短期留学のメリットとデメリットをご紹介します。
韓国短期留学の種類
短期留学とは約1週間~3カ月の間にできる留学方法のことを言います。
短期留学には、さまざまな留学プログラムがありますが、主に「特別留学」と「私費留学」の2種類に分かれます。
短期留学のメリットとデメリットを確認する前に、それぞれどのような特徴があるか簡単に見ていきましょう。
特別留学
特別留学とは、学校などの教育機関が設けている、春休みや夏休みなどの休業期間を利用して参加できる留学方法です。
多くの場合が学校同士で協定を結んでいるため、留学先の学校の授業料は基本的に無料になります。
また、宿泊先の寮の費用なども無料になることがあるので、費用を抑えて留学できます。
学校の休み期間を利用した留学プログラムのため、留学先の学生や生徒と一緒に観光ツアーやイベントに参加したり、短期間でさまざまな体験をしながら、楽しく韓国語を学べることが特徴です。
特別留学プログラムは高校や大学で用意されているケースが多いので、在学中の方は検討してみるといいでしょう。
私費留学
私費留学は、時期や期間から留学先の学校まで、すべてを自分で決められる留学方法です。
留学エージェントを通して申し込んでもいいですし、留学先の学校のホームページから直接申し込めます。
短期留学の留学期間は1週間から3カ月以内がもっとも多いです。
よって、かかる費用は留学先の授業料や宿泊費によって変わってきます。
短期での滞在になるため、割引などは期待できませんが、自分の希望の日程通りに留学のスケジュール調整ができます。
忙しい社会人の方などは、柔軟にスケジュールを組める私費留学を検討してみるとよいでしょう。
韓国短期留学のメリット
短期留学の種類、「特別留学」と「私費留学」をご紹介しました。
短期留学は短い期間で行けるからこその特徴があります。
それでは、具体的にどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
気軽に行ける
短期留学のメリットは、何と言っても「気軽さ」です。
とくに韓国の場合は日本から地理的に近いため、渡航にかかる時間もそれほどかかりません。
留学の時期として、
- 学生→春休みや夏休みなどの休業期間
- 社会人→ゴールデンウィークやお盆などの大型連休、有給休暇
が多いです。
また、日本と韓国は同じ日に連休が被ることはあまりありません。
そのため、スケジュールを自由に組んで留学プランを立てられます。
普段のスケジュールの調整が難しい人には、短期留学が向いていると言えるでしょう。
学生ビザがいらない
留学の準備で意外と面倒なのがビザの手続きです。
しかし、韓国での滞在が90日以下の場合は「観光ビザ」があれば、別途学生ビザを取得する必要はありません。
留学前のビザ申請や、渡航後の外国人登録に時間を割かなくて済むので、時間を節約できます。
こういった事務手続きが省略できるという点も大きなメリットと言えるでしょう。
留学と観光のいいとこ取りができる
留学の目的はあくまでも韓国語の勉強ですが、短期留学の場合は現地での観光ツアーが含まれていることもあります。
とくに学校などで用意している特別留学プログラムには、留学先の学生や生徒との交流も含まれているケースが多いので、観光も楽しみつつ韓国語を覚えられることもメリットです。
また、私費留学の場合も、1日の授業は3~4時間のみのケースが多いため、放課後、気軽に現地の観光を楽しめます。
短い期間で勉強と観光のどちらも楽しめるのが、短期留学のいいところと言えます。
韓国短期留学のデメリット
ここまで短期留学のメリットについて見てきました。
反対に、デメリットには一体どんなことがあるのでしょうか。
学習効果が薄くなりやすい
短期留学は滞在期間が短くなるため、十分な学習効果の期待が難しいと言えます。
決して学校の授業カリキュラムの問題というわけではなく、あくまでも滞在期間の短さによって、生活の中で留学中に習った単語や表現などを使用する機会が少なくなりがちだからです。
学習した内容は、何度も復習し、繰り返し実践することで記憶に定着させられます。
そのため、短期留学で韓国語の学習効果を高めるためには、留学前の段階である程度予習をしておいたり、帰国後も留学中に習った内容を定期的に復習したり、日常的に韓国語に触れるなどして韓国語力を維持できるようにするとよいでしょう。
留学先の選択肢が狭くなる
短期留学の場合、特別留学・私費留学どちらも選べる留学先の幅が狭くなるという特徴があります。
特別留学の場合は、自分の在籍している学校がすでに協定を結んでいる韓国の学校の中から留学先を選ぶことになります。
そのため、必然的に留学先の選択肢が1校から多くても5、6校になるケースが多いです。
また私費留学の場合も、数日から数週間の留学に対応している数少ない語学学校の中から留学先を決めなくてはいけません。
韓国留学で一般的によく利用されている大学付属の語学堂の授業カリキュラムは、基本的に1学期が10週間程度で構成されているため、短期留学にはあまり向かないからです。
短期留学は留学先の選択肢が狭くなりがちなので、その中でも自分の留学の目的に一番合った学校を慎重に選ぶ必要があります。
留学費用が割高になる
短期留学は期間が短いため、トータルでかかる費用は安く済みます。
しかし、日割り計算すると、長期留学よりも割高になるケースが多いです。
内訳としては渡航費、授業料、宿泊費、生活費、保険代など、短期の場合はどれも割引が利かないことが多いです。
そのため、基本の金額で費用を支払うことになりやすいと言えます。
留学時期や期間に制約がある分、費用が高くついてしまうのは仕方のないことなので、その中でも自分が満足できる留学生活を送れるようにすることが大切になると言えるでしょう。
韓国語に本気のあなたに特別なご案内
ここまで短期留学のメリットとデメリットを見てきました。
- 気軽に行ける
- ビザがいらない(90日以下の場合「観光ビザ」でOK)
- 留学と観光のいいとこ取りができる
- 学習効果が薄くなりやすい
- 留学先の選択肢が狭くなる
- 留学費用が割高になる(長期留学の方が割安)
韓国の短期留学には「特別留学」と「私費留学」の2種類があり、短いスケジュールで留学を考えている方にオススメの方法と言えます。
短期留学は滞在できる期間が短い分、十分な学習効果を得られないことが気がかりになりやすいです。
ですが、「韓国語を上達させたい!」という目的意識をしっかりと持って留学に臨めば、あとで韓国語の勉強がスムーズにいくケースも多くあります。
短期留学がきっかけでモチベーションが上がるので、
- 前よりいっそう韓国語に興味を持てる
- さらに韓国語の勉強が楽しくなる
という効果が見込めます。
そのため、短期留学は、滞在期間中の韓国語力アップを目的にするというよりも、韓国語に対する興味・関心を高めたり、モチベーション維持を目的として利用すると効果的です。
留学前後に手軽に韓国語を勉強できるオンラインレッスンや学習用動画などを利用して、オンライン学習で効率よく韓国語の勉強を進めるのもいい方法です。
また、記事を最後までご覧になったみなさんには、韓国語を「外国語」のままではなく、「第2の母国語」にしていただきたいと考えております。
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