韓国語を勉強していると、「韓国に留学してみたいな」と思うことがあるのではないでしょうか。
韓国に留学すれば、大好きな韓国語も上手になるし、毎日おいしい韓国料理も食べられるし、韓国の有名なスポットにも遊びに行けるし…楽しいことがたくさんありそうですよね。
そして、いざ留学を決意したときに大きな悩みの種になるのが、長期留学と短期留学どちらにするかだと思います。
そこで今回は「長期留学」に注目して、長期留学のメリットとデメリットについてお話していきます。
留学はしたいけど、長期と短期どちらにするべきか迷っている方にはぜひ読んでいただきたいです。
韓国長期留学の種類
一言で「長期留学」と言っても、その種類はさまざまです。
韓国でできる長期留学には、大きくわけて「正規留学」「交換留学」「私費留学」の3つがあります。
長期留学のメリットとデメリットを見る前に、それぞれどのような特徴があるか簡単に見ていきましょう。
正規留学
正規留学とは、韓国の学校に正式な学生として入学し、現地の韓国人と同じように授業を履修したうえで、卒業条件を満たしてから学校を卒業する留学方法です。
韓国に正規留学するためには、現地の学生と同等に学業をこなす必要があります。
たとえば、韓国の大学に入学のために受験はもちろんのこと、入学後は単位をまんべんなく取ることも必須です。
在学期間も2~4年以上に及ぶケースが多いため、長期留学の中でも最も本気度が高い留学方法と言えます。
正規留学は、学業が大変な分、得られるものも大きいです。
交換留学
交換留学とは、在籍している日本の学校から協定している韓国の学校に一定期間派遣され、現地の学生と一緒に授業を受ながら単位を取得し、帰国後日本の学校を卒業する留学方法です。
交換留学の応募の条件として、学内で一定の成績を満たしている必要があります。
希望者が多い場合には、稀に留学選抜試験の通過難易度が上がるケースもあります。
留学期間は1年間が最も多いです。
1年もあれば、留学中には現地の学生と触れ合う機会が多いです。
そのため、韓国語が流暢でない場合も、自然とネイティブに近い韓国語が身につきます。
私費留学
私費留学は、現地の語学堂や語学学校に所属して韓国語を学ぶ留学方法です。
入学前にクラス分けのテストが行われますが、難易度はそれほど高くありません。
また、入学後も自分のペースで勉強ができるため、長期留学の中でも最も自由度が高いと言えます。
留学期間は3か月以上1年未満のケースが多いです。
また、クラスメイトは、みなさんと同じく韓国語を勉強しに来ている外国人です。
そのため、韓国以外の文化についても学べる機会も多くなります。
韓国長期留学のメリット
韓国の長期留学の3種類を紹介しました。
なんとなく、長期留学をすると韓国語の実力が伸びそうな気もしますが、その他には一体どんなメリットがあるのでしょうか。
ここからは長期留学をするメリットについて見ていきましょう。
勉強にじっくり取り組める
長期留学の一番のメリットと言えるのが、「勉強にじっくり取り組める」ことです。
正規留学、交換留学、私費留学にかかわらず、時間をかけて勉強する分、韓国語のスキルも伸びやすくなります。
また、滞在が長期にわたるため、韓国語に限らず、ほかの勉強に時間を使う余裕も生まれます。
英語や他の言語、料理、音楽、スポーツなど、興味のある分野ならなんでも構いません。
自分が興味のある分野について韓国語で学ぶと、積極的に内容を理解しようとする姿勢が生まれるため、韓国語力も格段にアップします。
韓国に留学すると、メインはあくまでも韓国語や学校の勉強になりますが、+αで自分の興味のあることについて韓国語で勉強できるのも、長期留学のメリットと言えます。
いろんなアクティビティに参加できる
長期で留学をすると、学期と学期の間に数週間から数ヶ月の休みがあったりして、勉強以外のことに使える時間が発生します。
その時間を活用して、旅行やアルバイト、習い事、趣味サークルなどのアクティビティに参加できるのも長期留学のメリットです。
留学期間中ずっと勉強ばかりしていると疲れてしまいます。
なので、韓国語以外に楽しみもあるほうが勉強もはかどりやすくなるはずです。
とくに、学校外のアクティビティに参加することで、普段属しているコミュニティとは違ったタイプの人との交流も増え、韓国語や韓国文化に対する理解をいっそう深められるようになります。
長期留学では、長い期間韓国に滞在できるようになるため、いろんなアクティビティに挑戦してみるといいでしょう。
留学費用が割安になる
長期留学というと、費用がかかるイメージがあります。
ですが、留学費用を日割り計算で考えると、むしろ長期留学のほうが短期留学よりも割安になることが多いです。
とくに私費留学では、長期留学で申し込むと授業料を割引をしてもらえたり、成績に応じて語学堂から奨学金が出ることもあります。
また、長期で留学をすると、ビザによってはアルバイトもできるようになるため、稼いだアルバイト代を生活費の足しにすることもできます。
このように費用対効果高く韓国に留学できるのも、長期留学のメリットです。
韓国長期留学のデメリット
ここまで長期留学のメリットを見てきました。
いい面ばかりを見てきたので、「では、デメリットは何があるんだろう?」と気になる方も多いでしょう。
ここからは、長期留学のデメリットをひとつずつ見ていきます。
まとまった時間が必要になる
長期留学の場合、数ヶ月から数年間韓国に滞在することになるので、その分まとまった時間が必要になります。
もともと学生の場合や、学校や会社に所属していない状態であれば、とくに問題はないでしょう。
ですが、会社勤めをしていたり、長期で休みを取ることが難しい場合は、長期留学の実現が遠のきがちです。
長期留学は、韓国語の実力が伸びるなど言語習得面での効果が大きい分、まとまった時間の工面が難しいのがデメリットと言えます。
まとまったお金が必要になる
長期留学は短期留学に比べて、まとまったお金が必要になります。
先ほど長期留学は日割りの費用が安く済むとお話しましたが、一方で留学期間が長期にわたる分、費用の総額が大きくなるからです。
韓国は日本と物価がそれほど変わらないため、日本での生活費と大きな差異はありません。
しかし、授業料や家賃など、留学前にある程度のお金を事前に用意しておく必要があります。
長期留学は、準備の段階でまとまった資金が必要になる点を心にとどめておきましょう。
職歴に空白期間ができる
長期留学をすると、職歴に空白期間が発生します。
学生の場合は特に気にすることではありません。
しかし、社会人の場合は、帰国後に就職をしたり、転職する際、場合によってはマイナスに見られてしまうというデメリットがあります。
そのため、長期留学したことによってどれくらいの語学力が身についたのかを客観的に評価できる試験(韓国語能力試験、ハングル能力検定)などで、自身の韓国語力を証明できるようにしておくとよいでしょう。
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本日は、韓国留学のメリットとデメリットについてお話しました。
韓国でできる長期留学には、「正規留学」「交換留学」「私費留学」の3種類があり、メリットとデメリットが存在します。
- じっくり勉強に取り組める
- いろんなアクティビティに参加できる
- 留学費用が割安になる
- まとまった時間が必要になる
- まとまったお金が必要になる
- 社会人は職歴に空白期間ができる
長期留学は、時間を有効活用して韓国語をたくさん学べるのが最大のメリットです。
自分に合った留学方法を選んで、韓国語の実力を最大限にアップさせられるといいですね!
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