韓国語で誰かに「頑張れ」と応援の気持ちを伝えたことがありますか?
アイドルやスポーツ選手への応援、そして、もっと身近な人に「頑張れ」と韓国語で応援の気持ちを表現したいときがありますよね。
- 韓国の定番の応援フレーズを知りたい!
- 好きな韓国アイドルを応援したい!
- 誰かを応援するときのさまざまな韓国語フレーズを知りたい!
上記のお悩みを解決できるよう、直接的な応援の表現だけでなく、韓国には相手を応援したり激励したいとき使える韓国語表現までご紹介します。
「頑張れ」の韓国語基本表現
まずは応援するときに使えるさまざまな表現を見ていきましょう。
화이팅!(ファイト!)
「頑張れ」と相手を応援したいときに最もよく使われる表現です。
前に名前をつけて「〇〇화이팅!」という形で使われることも多いです。
目上の人には使えませんが、カジュアルなシチュエーションでは本当によく使うので覚えておきましょう。
また、仲のよい先輩などには하세요をつけて、「화이팅하세요!」(ファイトです!)のようにも使えます。
힘내(力を出して)
「힘(力)」と「 내다(出す)」の命令形で「力を出して(頑張って)」の意味になります。
「힘내요」や「힘내세요」など丁寧語や尊敬語の形にして目上の人に対しても使えます。
とくに「힘내세요」はよく使われている印象です。
「아빠 힘내세요. 우리가 있잖아요」(パパ、元気を出してください。私たちがいるじゃないですか)という歌詞の童謡もあります。
日本語で「力を出して」「元気を出して」と訳すと、元気がない人に対していう言葉のようですが、実際はそのようなニュアンスだけではありません。
スポーツ観戦などでも純粋に「頑張れ」の意味でもよく使われています。
응원할게(応援するよ)
「응원(応援)」+「할게(するよ)」で、直接的に応援していることを相手に伝える表現です。
少し丁寧に言いたい場合は、요をつけて「응원할게요」とすれば、「応援しています」の意味になります。
잘하고있어(その調子)
直訳すると「잘(よく)」+「하고있어(している)」で、「よくやっている」という意味になります。
スポーツの応援などで選手たちに対して呼びかける言葉としても使いますし、先生が生徒に対して誉めつつ激励する言葉で使ったりもします。
계속 밀고 나가(どんどん押し進め)
「계속(継続して、そのまま)」+「밀고(押して)」+「나가(出ていけ)」という意味で、頑張っている人をさらに激励するために使います。
こちらもスポーツの応援でよく使いますね。
분발하자(奮発しよう)
韓国では「奮発」を「頑張る」という意味でよく使います。
넌 할 수 있어(君はできる)
英語でいう「You can do it」に当たります。
相手に自信を与えてさらにいいパフォーマンスをさせるために使う言葉です。
「넌」は「너는」の略で、韓国ではこのような略語がよく使われます。
「나는(私は)」は「난」、「그대는(あなたは)」は「그댄」といった具合です。
믿는다(信じている、信頼している)
「내가 널 믿는다」(私はおまえを信じている)や「내가 많이 믿는다」(私は本当に信頼している)という意味です。
上で紹介した「넌 할수있어」と同じように、相手に自信を与えて鼓舞するために使います。
単に「信じている」という意味で伝えるというより、とくに目下の相手を激励したいときに使います。
한번 더 해보자(もう一度やってみよう)
「한번(一度)」、「더(もっと)」、「해보자(してみよう)」という意味です。
韓国では、「한번 더(一度もっと)」が「もう一度」の意味で使われます。
ゲームなどで負けている側に対して「あきらめるな」の意味を込めて使います。
바로 지금이야(まさに今だ)
「바로(まさに)」、「지금(今)」、「이야(~だ)」という意味で、 勝負などでここぞという瞬間に使います。
韓国は日本に比べて、相手(もしくは選手など)の立場に立った言葉で、応援するパターンが多いですね。
「頑張れ」と一緒に使える韓国語フレーズ
それでは、上の表現をさらに強調するために使えるフレーズにはどんなものがあるでしょうか?一緒に見ていきましょう。
완전/아주/너무(本当に、とても)
「완전」は直訳で「完全」という意味です。
しかし、若者たちの間では、「本当に」という強調の意味で頻繁に使われる表現です。
「완전 힘내」(本当に頑張って)のように使います。
また、「아주」や「너무」は、「とても」の意味で、「아주 잘하고 있어」(とてもよくやっている)のように使います。
마지막까지(最後まで)
「마지막(最後)」+「까지(まで)」で、「마지막까지 힘내라」(最後まで頑張れ)や「마지막까지 화이팅!」(最後までファイト!)のように使います。
마지막으로(最後に)
上と似ていますが、使うのは「마지막으로 한번 더 해보자」(最後にもう一度やってみよう)というように、負けている側を激励するような意味で使うことが多いです。
「最後にもう一度だけ」といったニュアンスで言われた側を鼓舞する言葉です。
좀만더(もう少しだけ)
「좀(少し)」+「만(だけ)」+「더(もっと)」で、「もう少しだけ」の意味になります。
「좀만더 힘내」(もう少しだけ頑張れ)や「좀만더 분발하자」(もう少しだけ頑張ろう)のように使います。
포기하지마(あきらめないで)
포기は直訳すると「放棄」で포기하다は「あきらめる」の意味です。
そこに「~지마(~しないで)」がついて「あきらめないで」の意味になります。
「포기하지말고 좀만더 해보자」(あきらめないでもう少しやってみよう)や「포기하지말고 마지막까지 화이팅」(あきらめないで最後までファイト)のような形で使えます。
こんな言葉にも応援の意味が…
直接的に「頑張れ」や「応援します」と言わなくても、明らかに相手への支持や応援の意味で使われる言葉がありますよね。
사랑해요 〇〇〇(愛しています 〇〇〇)
韓国アイドルなどの応援に最もよく使われるフレーズです。
いうまでもなく、「사랑해요」は「愛しています」の意味です。
しかし、韓国では日本よりもこの言葉をもっとカジュアルに使います。
日本でいうところの「〇〇 LOVE」といった感じでしょうか。
そのため、アイドルや人気俳優のファンたちは「〇〇오빠 사랑해~!」という表現で、最大の応援の気持ちを表現します。
대~한민국!(大~韓民国!)
2002年の日韓ワールドカップの際に韓国国民が皆で叫んでいた応援フレーズです。
当時、韓国はヒディンク監督のもとはじめてトップ4まで登りつめました。
この頃の韓国では、皆が街中で赤いTシャツと赤い角のついたヘアバンドをつけて応援していました。
その熱狂ぶりからサポーターたちは、붉은 악마(紅い悪魔)と呼ばれ、老若男女問わず皆が「대한민국」を叫びました。
日本でも、「ニッポン!チャチャチャ」と国名を叫んで応援しますよね。
とくに、韓国は愛国心が強い国なので、国民が一丸となって応援します。
韓国を代表する選手が出ている場合には、このフレーズを使って応援するのが定番です。
韓国語に本気のあなたに特別なご案内
「頑張れ」の気持ちを伝える韓国語の表現をご紹介しました。
簡単な表現や日本語と似ている表現、少し難しい言い回しや韓国独特の表現など、いろいろありますが、ぜひひとつずつアウトプットしてみてくださいね。
日本人のあなたでも、「대~한민국!」を叫んで韓国人と一緒に韓国選手を応援すれば、韓国の人たちともっと仲良くなれること間違いなしです。
また、記事を最後までご覧になったみなさんには、韓国語を「外国語」のままではなく、「第2の母国語」にしていただきたいと考えております。
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